早いものでもう大晦日。
ざっくりと2020年を振り返ってみたいと思います。
【翻訳学習編】
年初の目標は、コンテストやトライアルに積極的に応募することでしたが、
コロナの影響で学校が休みになり、夫の在宅勤務も始まった4月頃以降は
思うように時間を作れなかったり、通常のペースが保てなかったりして、
予定していたことが予定通りに進められない日々が続きました。
それでも何とか応募を続けていたものの、思うような結果が出ないまま
夏を迎えた頃、提出課題をすべて丁寧に見直したところ、思った以上に
文法のつまずきが多いことに気がつきます。
実は文法が弱いということは、翻訳講座の先生から指摘されるなどして
自覚しており、年初にも「今年は文法のやり直しをしよう」と決めて、
途中まで取り組んでいたものの、夏に子ども達がそれぞれ立て続けに
足のヒビ&ねん挫をして1ヶ月以上通院が続くなどして中断していた
のですが、絶対に年内に終わらせよう、と決意して再スタート。
勉強法は、カナダ留学中のの子さんが紹介されている
こちらの「おすすめの英文法勉強法」を参考にしました。↓
以前買った『ロイヤル英文法問題集』が手元にあったことと、
取り組みやすそうな学習方法にひかれて、文法のやり直しをスタート。
やりかたはシンプルで、問題集を解きながら間違った問題だけを
ノートに書き出し、自分だけの解説集を作っていくというもの。
スケジュールを作成し、間違えずに解けるまで複数回取り組み、
最終的には、ノート3冊分の解説集が完成しました。
興味深かったのは、『ロイヤル英文法』では少しわかりにくいと感じた箇所も、
『英文法解説』では詳しく説明されていたこと。逆もまたしかりで、この2冊のおかげで、間違えた文法問題の不明点はほぼ解消することができました。
実は、数十年前に翻訳の勉強を始めた頃に最初に買ったのが『英文法解説』
でしたが、当時、少しわかりにくいと感じたとき、翻訳の仕事を開始してから
『ロイヤル英文法』に出合い、そのわかりやすさに感動して、もっぱら
『ロイヤル…』のみを愛用していたのですが、今回ようやく『英文法解説』の
素晴らしさに気づくことができ、買って本当に良かったと思いました。
この勉強のおかげで、いかに自分が英文法がわかっていなかったかが
可視化できただけでなく、(何しろノート3冊がびっしり埋まるほどに…)
具体的にどこが弱いのかがわかったことが大きな収穫となりました。
また、ここ数年は周囲で出版翻訳デビューされる方が相次ぎ、
自分だけが先に進めていないようなもどかしさを感じることも
多かったのですが、なかなかデビューできないのではなく、
そもそも肝心の基礎が身についていないことがわかり、
とんでもない勘違いをしていたことに気づきました。
それでも今年は、出版翻訳オーディションで初めて一次審査に
残ることができた年でもあるので、文法の勉強を続けながら、
来年は今年以上に力をつけていきたいと思います。
さらに去年から1冊訳す練習を始めて、去年はサリンジャーの
『ライ麦畑でつかまえて』を7カ月ほどかけて訳しましたが、
今年は、昨年末に自主リーディング用に購入した”Atomic Habit”を
9月半ばから12月末まで、約3カ月半かけて訳しました。
とはいえ、上記に見直しの時間は含まれないため、実際には
もっとスピードを上げなくてはいけませんが、それでも
期間を決めて1冊訳したことは、大変勉強になりました。
最終日に18枚訳せたことも今後の自信につながりました。
来年も同様の勉強を続けながら、一歩踏み出せるよう頑張りたいと思います。
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100冊読書project_100冊!/100冊