読みはじめたとたん、頁を繰る手が止まらなくなる。不在人物を介して進む物語は『桐島、部活やめるってよ』を彷彿させ、どの章も、それだけで独立した短編としても味わえる完成度の高さだ。 言葉にならないやりきれない感情が、カムチャッカ半島の寒々しい大…
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