和菓子を買うことがほとんどないと書いたが、
ひとつだけ例外があったことを思い出した。
竹風堂の「おひとりさま栗ようかん」だ。
と、思って調べたら商品名が変わっていて
いまは「栗ようかん小形」というらしい。
一口サイズの栗ようかんで、あますぎず、
手を汚さずに食べられ、量もちょうどいい。
母の実家が長野なので、小さい頃から食べていて、
子どものころには、小布施の本店で栗のかき氷を
食べた記憶がある。おいしかった、と言いたいが、
子ども心にかき氷はイチゴがいいと思った記憶がある。
小学生だったので、いまならまた違うのかもしれない。
立派な古民家のような造りで…と書いてから調べたら、
1988年に店舗新設とあるので、もう昔とはだいぶ趣が
変わっているのかもしれない。
いまは、祖父母の家があった場所も更地となり、
持ち主も変わってしまい、長野を訪れることも
なくなってしまったが、まだ元気で、家族で毎年
訪問していたときには、帰り際にいつも、竹風堂の
一口栗ようかんをお土産に買って帰っていた。
ひさしぶりにあのようかんが食べたくなってきた。