4連休に『「死」とは何か』イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版
を読了。「人生は何もしないには長過ぎるが、何かをするには短すぎる」と
いう言葉が心に響く。
と思っていたら、山月記の中で李徴が同じことを言っていたことを知る。
「人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短い」
つい最近、真面目に悩みすぎて結論の出ない下の子に、「そんなに
考え込んでいたら虎になっちゃうよ」と言ったら通じなかったので、
まだ習ってないかと思ったら上の高校生が「この間授業でやった」と。
そうだ。そういえば、私も高校のときにならったんだった。
習ったときのことはあまり覚えていないのだけど、親友が
いつだったか「李徴はわたしだ」と呟いたことを思い出す。
その親友は今はもういない。なくなって10数年が経つ。
最後の年賀状はイノシシ年で今でも手元に取ってある。
